最福寺護摩行について

【最福の火】
最福寺の護摩の火は大きな流れを持つ二つのものからなっています。

《一、最福寺家伝の火》
薩摩修験道五百年を超える歴史を通じて日々の護摩行、八千枚護摩行、壱萬枚護摩行、さらには百萬枚護摩行といった護摩行で祈りが込められ続けている最福寺家伝の火

《二、高野山の不滅の火》
先年、高野山開創1200年の時、記念法会に先立って、日本全国の真言宗のお寺を高野山の不滅の火が巡りました。
最福寺の母体でもある鹿児島大隅半島の西大寺にもこの火が巡り来て、一晩留められました。その際、この高野山不滅の火を譲り受けました。

豪泉貫主の晋山式において、この二つの火がひとつになり、その火が最福の火として今も最福寺護摩行で燃え続けています。
この火は四恩殿内にございます“百萬枚護摩壇の炉の中で不滅の火として燃え続けています。