烏帽子山最福寺の法燈は、起源を室町時代にまでさかのぼり、代々修験の行者として苦修連行を積み、真言密教・修験道の正系を受け継いで来ました。
 恵観法主は、真言密教修験の第十八代目の相承者・薩摩の国修験五百年の傳燈法師であられ、相承秘伝の護摩を日々厳修、一切衆生の祈願に応えられています。又、真言密教最高秘法「焼八千枚護摩供」を九十七回以上も修行、その絶大な法力は、広く内外に知られています。
 ”最も幸せな寺”最福寺のご本尊は、大日大聖不動明王です。法主が八千枚護摩を御修行中、何度となく霊告、霊夢があり、法主の前に不動明王がお姿を現しました。そのお姿そのままを京佛師田中文哉師に依頼、造立されたのが現在のご本尊大日大聖不動明王です。このように最福寺の不動明王は、護摩修行中の法主の内証の具現化であり、恵観法主御自身のお姿と言えましょう。ここに、法主の祈りが天地を動かし、奇瑞が現実として目前に現われ、如来加持力の素晴らしい世界が実証されて行くのです。
 また昭和六十三年十二月には、真言密教最高厳儀「学修潅頂」に入壇受法され、傳燈大阿闍梨位(鹿児島では有史以来初)にご昇供されました。  
翌、平成元年には、百日間にわたり、密教史上誰もなしえなかった秘法「百万枚護摩行」を御修行。一日に乳木一万本と添え護摩木三千枚を焚焼するという壮絶極まりない決死の行を無魔成満されました。今や、恵観法主は不世出の大行者として、各方面で称賛されているのです。
 恵観法主は常々、「密教は祈りの宗教である」と説いておられます。最福寺の信仰も、この祈りの実践行、不動護摩行に尽きます。上には無上の菩提を求め、下には広く衆生を教化される法主の護摩行こそ最福寺の信仰の中心であり、不動明王信仰の源であるのです。

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